2021年08月20日

亡き祖父と共に過ごす時間

亡き祖父と共に過ごす時間

お盆も終わり、寺報の発送も終わり、少し時間にゆとりが出来ましたので、今日は午後から写経を行いました。

祖父の命日が近いので、毎年この時期になると供養のために写経を行い、祖母に郵送しています。

写経はお経の長さにもよりますが、数十分から数時間ほど時間を要します。

祖父が亡くなった8年前は、ことあるごとに祖父のことを思い出して泣いてしまうことも多かったですが、今は日常の中で祖父のことを思い出すことはあっても、当時と比べれば泣くことは少なくなりました。

しかし、写経をしている間というのは、(この時期の本堂は蝉しぐれ以外の音がないのですが)お経を書き写すことに向かい合ってはいるのですが、祖父が生きていた日々のことをどんどん思い出します。

小学生の頃、お盆に祖父の家に遊びに行って川へ連れて行ってもらったこと、高校野球を見ていた姿、焼酎には紫蘇とハチミツを入れて飲んでいたこと、豪快な笑い方など、色々なことを思い出します。

そして、看取った時のことまで思い出して、この時ばかりはやはり涙が出てきます。

写経をしながら仏さまになった祖父と対話しています。

近況を報告しながら、確かに祖父の血も、祖父の心も、私の中に存在することを感じる時間にもなっています。

なかなか、亡くなってしまった人と向き合う時間というのは日常的に作ろうと思っても難しいので、年に一度のこの時間が毎年大切なひとときとなっています。

昨年までは「般若心経」というお経を書き写していましたが、今年は「舎利礼文(しゃりらいもん)」というお経を書き写しました。(舎利礼文は、曹洞宗では、お葬儀の時によく読まれるお経で、曹洞宗を開かれた道元禅師のお葬儀でも読まれたと言われています。)

筆は一年に二度、二人の祖父の命日の時にしか持たないので、字はあまり上手には書けませんでしたが、今年も心を込めて書くことができたように思います。

写経は、亡き大切な方のご供養のために書くことも出来ますし、疫病終息祈願や心願成就などの願いを込めて書くことも出来ます。

お経を書き写すという徳を積む行いが、私たちと生きとし生けるすべてのものにめぐりますように。

長昌寺では、「般若心経」「舎利礼文」「観音経」の3種類の写経用紙をご用意しております。
それぞれ、262文字、72文字、2062文字で、筆にあまり慣れていない初めての方ですと、目安として「般若心経」を2時間ほどで書き写すことが出来ます。
現在は、写経の会は中止となっておりますが、写経用紙の販売は行っておりますので、ぜひご自宅で写経をされてみてはいかがでしょうか。(書き終わった写経用紙は長昌寺に納経することが可能です。)

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熱中症予防のため、玄関にウォーターサーバーを置いています。お気軽にお立ち寄りください。
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長昌寺 松プロジェクト途中経過
8月20日現在、273名の方にご賛同いただきご寄付をお預かりいたしました。
皆さまのお気持ちに感謝いたします。
長昌寺 松プロジェクト 特設ページ
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【蓮情報】開花2 / 蕾3
咲いている品種⇒ 重水華1、粉仙子1
蕾の品種 ⇒ 重水華2、粉仙子1